2018年度 第56代理事長 柏木 元樹

『はじめに』

このまちに暮らす者として、自らの家族を愛することと同じく、このまちのことを知って深く愛してほしい。なぜならば、このまちを愛する郷土愛の心を持つことが、地域に活力を与え、まちの持続的発展に繋がるからです。

昨今我が国では、戦後の急速な経済成長や国際社会、核家族化など、社会情勢の変化により悠久の歴史と多様な文化といった日本人が大切にしてきた精神性が希薄化し、郷土愛が失われているように強く感じます。この混迷を極める社会を変え次代へと受け継いでいくためにも郷土愛の心を育み、そして、このまちに対して誇りを持つことが必要不可欠です。先人たちが築き上げたその時代の歴史や文化が存在した事実は非常に感慨深いものがあり、突き詰めると先祖が存在するからこそ私たちが生かされている、その誇りを持ち続けることなのです。このまちに生を授かった者の使命として、まちの将来のことを考え行動し続けなければなりません。なぜならば、まちを変えることができるのは、郷土愛やまちへの誇りを持つそこに住まう人だからです。

1963年、秦野青年会議所は高い志を抱いた青年たちにより創立されて以来、「明るい豊かな社会の実現」に向けて運動を推し進めてまいりました。過去を振り返ると変革の能動者として、その時々の時代背景に起因する社会問題を提起し、課題解決に向けた先輩方の行動によって地域から信頼される秦野青年会議所があり、その創始の志は今も綿々と受け継がれています。愛するこのまちをより発展させるため、まちの課題をより具体的に見出し、市民に浸透させ、解決に向けた運動を展開しなければなりません。今こそ、自らの力で新しい時代を切り拓く変革の能動者として、現実を理解し危機感を持ち現状に見合った行動を起こし市民の意識を呼び覚ましましょう。


『次代を見据えたまちづくり』

このまちの未来は、次代を担う青少年の力で創造されていきます。秦野ではサイクリストがヤビツ峠を目指してヒルクライムを楽しむなど秦野を訪れる人の変化があり、新しい人の流れがあります。また数年後には新東名高速道路開通によりまちの物流、移動手段が向上することが予想されています。そして2016年に選挙権が18歳になり若い世代の意見がより反映されやすくなりました。青少年のころから自分たちが住み暮らすまちに関心を持ち郷土愛を育み、このまちの可能性を信じて行動する青年へと成長していけば「明るい豊かな社会の実現」に繋がるはずです。そのためにも私たちはこのまちの青少年が社会の中で活躍し、それに向けて成長していく機会を設ける必要があります。そして青少年の意識改革をして市民意識を覚醒していきます。

継続事業であるジャンボ火起こし綱引きコンテストは32回目を迎え秦野たばこ祭に欠かすことができない歴史ある事業となりました。年ごとに少しずつ変化しより良い内容となるよう実施してきましたが、今年度は市民と共同で事業を実施し郷土愛の心をさらに強くしたいと考えます。

同じく継続事業の秦野サイクルシティ構想は昨年度の検証結果を踏まえ、この構想の実現に向け関係諸団体と協力しこのまちの魅力を感じ発信することができる、そして私たちが真摯に取り組んでいる姿を感じてもらう事業を展開していきます。


『意識を変えるひとづくり』

なぜ貴重な時間を青年会議所運動に費やすのでしょうか。それは青年会議所の場で失敗を恐れずに果敢に挑戦し切磋琢磨することで成長するからです。様々な事業、例会、理事会等は目的を持って出席することで会員としての資質を向上させる機会として大切だと考えます。そして近隣の青年会議所との合同例会により自己研鑽を行い、交流を図ることによって大きな変化が生まれます。さらに会員同士の交流によりお互いを知り、理解を深めることによって新たな意識の向上に繋げます。そうすることで家庭、仕事、地域社会で今後より一層成果を出し自己を覚醒しこのまちのリーダーとして活躍することに繋がるはずです。

秦野青年会議所では入会歴の浅い会員が増えております。その会員でも責任ある立場にならなければいけません。私たちが高い志と誇りを持ち、より良い運動を展開していくために神奈川ブロック協議会を初めとする日本青年会議所の事業の意義を理解して参加し、会員の学びを得る機会により意識を変えていきたいと考えます。同時に出向は新しい友情を育むために重要なものです。出向することは神奈川県内や各地で活動する他の青年会議所会員との交流、また魅力を感じる機会となります。青年会議所は本人の意識で様々な経験や機会を提供してくれます。私も、出向を通して多くの気づきと経験、新しい友人との出会いを得ることができたため、各種事業に参加することで自分自身のスキルアップに繋がっていくと確信しております。


『確固とした組織づくり』

2018年に56年目を迎える秦野青年会議所の組織をより確固としたものとするために基本となる議案の作成や各種情報の共有を見直し整備を進めます。また公益社団法人格を取得して5年が経過し、改めて財務を見直してより公益性の高い団体となるようにしていきます。

広報活動については、情報通信技術の発展により誰もが情報を上げそして見ることができるようになりました。その状況の中ではすぐに情報が埋もれてしまいます。また責任を持った内容を発信しなければ信用を得ることはできません。今年度は基盤となるウェブサイトを作成し定期的な更新をしていき信用ある情報発信に務めていきます。そして私たちの運動を多くの方に知ってもらうことに繋げます。

秦野青年会議所では会員が減少傾向にあります。青年会議所は40歳定年制を採用しているため、若さを失わず未来に向かった団体という特質を持っています。このまちにはまだまだ意欲を持った青年が存在するはずです。まず入会対象者へ会員自身が青年会議所に入って良かったという魅力を発信することが必要です。今年度も引き続き会員拡大に年間を通し全力で取り組んで行きます。入会対象者の考えや意見を聞き、それを解決し入会に繋げたいと考えます。私を筆頭に拡大担当者、会員一同が一丸となり青年会議所の価値と魅力を伝え活動していきます。


『むすびに』

平原績直前理事長より2018年度、第56代理事長の襷を受け継ぐに当たり「覚醒」をスローガンに掲げさせていただきました。青年会議所運動に取り組むからには成果を得て会員が意識を変えて成長に繋げることが大切です。私は2010年に秦野青年会議所に入会し、その年ごとに様々な経験を得て自分の意識を覚醒させ成長して来ました。青年会議所を通して得た仲間の存在なくして、今の自分自身を語ることはできません。

最後になりますが1年間理事長として覚悟を持って一所懸命に務めさせていただきます。会員が一丸となりこのまちをより良いものとするために行動してまいりましょう。


【基本計画】

基本理念

自らの意識を呼び覚まし郷土愛の心を育みこのまちを変える


基本方針

次代を見据えたまちづくり

意識を変えるひとづくり

確固とした組織づくり


スローガン

覚醒



組織図